信用情報機関とは?

2014年10月31日

30年以上前になりますが、「サラ金地獄」と言う言葉がありました。

 

今では違法ですが、自宅や勤め先に昼夜を問わず催促に訪れたり、

張り紙をしたり大声を出して近所に借金していることを言い触らしたり・・・。

更には子どもの借金を親に支払うように脅迫したり、

脅迫や恐喝で督促したりとしていました。

 

苛烈な借金の取り立てを「サラ金地獄」と言い、大きな社会問題となりました。

 

 

現在では貸金法は何度も改正され、

多重債務者を減らすために信用情報機関というものが設立されました。

 

信用情報機関では、個人が金融機関から借り入れた内容や履歴を

共有の情報として登録されています。

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そうすることにより、借金の申し込みがあった際に金融機関は

そこに問い合わせることにより、

「すでに○○銀行から100万円借りていて、××消費者金融から

 50万円借入しているから、これ以上の融資は危険だな。」

などといったように審査における判断材料とすることができます。

 

 

特に携帯電話料金は「利用料金」という認識が強いですが、

毎月の支払いには機種代の分割料金も含まれており、

これらの延滞についても記録される場合があるので注意が必要です。

 

 

 

任意売却に関するお問い合わせの中には、

「任意売却するとブラックリストに載りますか?」という質問を多く寄せられます。

 

ここで言う「ブラックリストに載る」というのも

実際はこの個人信用情報機関に住宅ローンを滞納したという履歴が

記録されてしまうことを指します。

 

また、任意売却をするから記録されるのではなく、

住宅ローンの支払いを延滞した時点で記録されるということです。

 

 

ただし、この延滞の記録については永遠に残るものではありません。

機関によって、登録されている内容の抹消期間に違いはあるものの、

早くて1年、平均で5年経てば末梢されると言われています。

 

 

今後住宅ローンをお考えの方は、この信用情報機関の内容が大きく左右するので、

マイナスの記録が残らないようにご注意ください。

 

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