離婚と住宅ローン問題
養育費の代わりに返済していたが、もう支払いができない・・・

2013年05月07日

「離婚するので家を処分したい」
「養育費代わりに住宅ローンの返済を約束したが、状況が変わり払えない」
「離婚を考えているが、家の事をどうすれば良いかわからない」

など、離婚問題に関連したご相談が増えています。

もしマイホームを持たれていなければ、
離婚後に引越しすればお家に関する問題は特にないでしょう。

しかし、マイホームを購入されている場合は、必ず問題として浮上します。

離婚の際の選択肢として良くあるケースが、
奥様とお子さんがご自宅に住み続けて、旦那様が養育費の代わりに
住宅ローンを返済していくというケースです。

滞納なく支払いを継続できているうちは良いのですが、
この時代、収入減どころか、急な失業も決して珍しい事ではありません。

そんな時、元奥様にすぐにご連絡ができますか?
ましてや、返済を滞納してしまったら・・・なおさら連絡しづらいですよね。

こどもの日にお子さんの事を思い出されたのでしょうか。

「子供のために何とかしないといけないとは思いつつ、もうどうすることもできない」

同じような状況でのご相談が、この連休中にもありました。

 

しかし、住宅ローンの名義がご主人の場合は、
銀行からの督促状などはご主人宛に送られます。
当然、ご本人が元奥様に連絡しなければ、元奥様は何も知らないままです。

 

どんどん日々は過ぎていき、
そのまま何も対処せずに放置すると、いずれ裁判所から競売の通知が届き、
数日後には執行官が自宅に調査に訪れます。

そうなればもう、いよいよ競売に向かってカウントダウンの始まり。
銀行に相談に行っても、残念なことにすでに時遅しの状態です。

ローン返済を続けることができなくなる事は同じですから、、
自宅を手放すことに変わりはないでしょう。
しかし、いずれ同じ状況になってしまったとしても、
前もって準備ができるかどうか・・・が大きな違いとなってきます。

また、早い段階でのご相談であれば、状況によっては住み続ける選択肢もあります。

いずれにしても、解決するためには、
返済を続けるかご相談いただくしかありません。

「自分だけだからもうどうなってもいい」とおっしゃる方もいますが、
競売になってしまえば更に厳しい状況が待っています。

明るい未来に進んでいくための一歩を、いま踏み出してみませんか。
ご家族のために、ご自身のために、ご相談ください。

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