任意売却の本当の目的

2014年12月10日

 

こんにちは、任意売却コンサルタントの浜崎です。

 

全日本任意売却支援協会には、連日、

住み慣れた自宅に住み続けたいという相談が数多く寄せられています。

 

その中には、自分の息子に買ってもらって、

そのまま家族で住みたいというご希望もあります。

 

今回は、任意売却で息子さんに購入をしてもらおうとした相談者の方より、

無事任意売却が完了しアンケートを送っていただきましたので、

ご紹介させていただきます。

 

東京都にお住まいの中西 渉さん(仮名)のメッセージです。

 

 

中西さんは4人家族で、6年前に都内のベッドタウンに中古の戸建を購入しました。

仕事はタクシーの運転手でしたが、リーマンショック以降、売り上げが激減して、

住宅ローンを支払うのが精一杯でした。

そんな折、昨年末に中西さんは体調を崩し、

それに加えて長年患っていた腰痛も再発し、全く仕事が出来ない期間が

数ヶ月続きました。

 

当然、住宅ローンは滞納し始め、

夏頃には自力での返済はもう出来なくなっていました。

ご主人は任意売却をして引越を考えておられましたが、

奥さまは何とかして家に住み続けたいという気持ちがとても強かったのです。

 

そんな折、母親の強い気持ちを知った次男が

母親の為に自分が何とかしようという決意をしました。

 

また、幸いにも上場企業にお勤めだったので、その次男に住宅ローンを組んで、

自宅を買い取ってもらう方法を模索することになりました。

 

次男は上場企業勤務で何の借金も無いので、

問題なく住宅ローンは組めそうでしたが、1点だけ問題がありました。

 

次男の勤務先は都内で、仕事柄出張も多く、

新幹線や飛行機を頻繁に使用しなければならなかったのです。

お住まいの東京都郊外からはどれも非常に遠く、

自宅から空港へは約2時間もかかるありさまでした。

 

そして時間が経つにつれ、次男もどうせ買うならもっと会社に近いか、

新幹線の駅、または羽田へのアクセスが便利なところに家が欲しくなりました。

 

中西さんご夫婦も最初はがっかりしていましたが、やはり時間が経つにつれ、

自分の息子に迷惑ばかりかけられないという思いになり、

今回は普通の任意売却へと方向転換をしたのです。

 

そうは行っても、中西さんのご自宅は、

緑豊かな多摩の丘陵の坂の途中にあり、なかなか思うように売却が

進みませんでした。

 

そこで、通常の販売活動に加えて、

隣家も含めてご近所さんへの販売アプローチも積極的に行いました。

 

その結果、隣の方がなんと満額で購入を決意してくれたのです。

 

そこからはあっという間に契約の準備等を行いましたが、

中西さんも買って知ったるお隣の方が購入してくれるとあって、

非常に喜んでいらっしゃいました。

 

奥さまも当初は住み続けることに強い希望をお持ちでしたが、

いざ売却となれば、率先して引越しの荷造りを行うなど、

一家で一丸となって引越しの準備を行っていました。

 

無事に引越しと任意売却を終えられた中西さんから先日連絡があったのですが、

一戸建てからマンションへ引越し、部屋が以前と比べてとっても暖かくて

満足されていました。

新幹線の駅や空港にも断然早く移動が出来るようになったので、

次男も通勤が大変楽になって大喜びしているそうです。

今回は当初の目標(息子に買い取ってもらって住み続ける)が達成できません

でしたが、中西さんは大変満足の行く結果を手に入れられました。

 

任意売却の目的は住み続けることだけではありません。

 

ただ、1つだけ共通しているのは、

「競売を避ける」ことを最終目的としていることです。

 

このことを間違えないように対応すれば、

最悪の競売は避けることができる可能性が高くなります。

 

そのためにはまずは、相談からすべてが始まります。

 

中西さんのように、臨機応変に、

家族の将来や希望も踏まえて一緒に解決していきましょう。

 

勇気を出して相談することで、見事に解決する可能性があります。

 

まずは、第一歩。

 

奥さんのため、お子さんのため、ご両親のため。

 

あなたの決断が家族を救います。

 

ご相談、ご対応に費用はかかりませんので、

まずは無料相談窓口へお電話ください。

関東の方0120-69-1108

関西の方0120-57-1108

  

 

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