競売までの期間を有効に使いましょう

2014年01月31日

 

 

 

住宅ローンの滞納を繰り返したら・・・自宅は一体どうなるのでしょう?

債権者である金融機関に競売を申し立てられます。

 

この競売の申し立てを取り下げる方法は2つあります。

(1)住宅ローンの残額を返済する

(2)債権者(金融機関)の了解のもとで、任意売却を行う

 

 

 

自宅を売却して、その金額でローンの残額を返済すれば問題ありません。

ただし、多くの場合、ローンが残ってしまいます。

残ったローンの金額を準備できればOKです。

 

でも、返済が難しくなったから滞納しているのに、ローンの残額を払うという方は

いないと思います。

 

そこで、滞納している方がとれる手段として「任意売却」という仕組みがある訳です。

 

 

「競売」といっても、すぐすぐ出て行けと言われるわけではありません。

住宅ローンの滞納から半年以上は時間が残されています。

 

 

 

では、この期間に、金融機関側はどんな動きをするんでしょうか?

 

 

着々と競売への手続きが進んでいきます。

 

まず、滞納が3~6回程度続くと、債権者が銀行から、保証会社に変わります。

保証会社とは、あなたにかわり、銀行にローンを返済する会社ですね。

保証会社はあなたにかわり支払った金額を一括で返済しなさいと通知を送ってきます。

(分割でも返済が無理なのに、一括返済なんて現実的には不可能です・・・)

 

しばらくすると、債権者は裁判所に「競売」の申立てを行います。

 

 

この頃、裁判所からあなた宛にお手紙が届きます。

まずは「競売開始決定通知書」です。

 

その後、競売での基準価格を設定するために、裁判所の執行官と不動産鑑定士が

自宅の調査に来ます。

 

ここから2~3ヶ月程度で、競売の入札開始日等を知らせるお手紙が届きます。

任意売却は入札期間後、開札日の前日までにすべての手続きを完了する

必要があります。

 

 

 

競売の流れだけを見ると、非常に不安になります。

でも、この期間に次の生活の準備をすることで、再出発は大きく変わります。

引越しするにもお金がかかります。

せっかくここまで返済してこられた自宅です。活用できる制度を利用して、最善を尽くしましょう!

 

このホームページにも記載していますが、

引越し代を捻出することも、住み続ける方法もあります。

 

 

住宅ローンをまだ滞納されていない方も、すでに滞納されている方も、

より良い解決方法を探しましょう!

 

 

 

 

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