住宅ローン返済時の保証

2014年11月17日

 

「住宅ローンの名義人が亡くなると、ローンが帳消しになる。」

そういった話を聞かれたことはありますか?



通常、住宅ローンは債務者である契約者が亡くなっても消えることはなく、

相続人である妻や子供へと借金として相続されます。

 

そういったリスクを軽減するために、

住宅ローン専門の生命保険「団体信用生命保険」への加入を

義務付けている金融機関もあります。

 

 

この「団体信用生命保険」へ加入している場合には、冒頭の話のように、

住宅ローンの契約者が亡くなった場合に、ローン残額が0円になります。


逆に、団体信用生命保険の加入をしていなければ、

契約者が死亡しても住宅ローンから逃れることはできません。




また、この団体信用生命保険と保証会社を混同してしまっている方もいます。

 

保証会社とは、住宅ローンの借入れ時に利用するもので、銀行では、

「万が一、住宅ローンが返済できなくなった場合に保証してくれるもので、

あなたの代わりに支払ってくれます」といった説明を受けている場合があります。

 

しかし、実際に保証会社が代わりにローンを返済してくれた場合には、

保証会社からローンの残額を一括で返済することを要求されます。



住宅ローンを組む前に、ある程度の知識を得ておくのがベストです。

しかし、住宅ローンを組むこと自体、一生に何度もありませんから、

正しい判断をするのはなかなか難しいかもしれません。

 


最低限、どんな場合にどんなリスクがあるのかを把握しながら、

賢く返済計画を立てていきましょう。

 



返済途中で不安が出てきた場合は、迷わずご相談ください。


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