フルローンは危ない?

2014年08月15日

賃貸物件に住んでいる方がマイホームを購入する動機の一つに、

「毎月払う賃料があれば、住宅ローンが支払える」というものがあります。

 

実際、ファミリー向けの賃貸マンションの相場は7~10万円ほどが主流ですから、

資産を残したいと考える方は購入を検討される場合が多いと言えるでしょう。

 

 

例えば、金利2%35年返済で約2000~3000万円借入することができるとします。

 

銀行がOKと言ってくれてるのだし、なんとか支払いもできそうと考え、

購入に踏み切るというのが20代・30代の若い夫婦によく見られます。

 

 

 

しかし、そこでネックとなるのが頭金です。

不動産を購入する際には、諸費用と言われるものが必要になり、

それらは基本的に現金一括で支払わなければいけません。

 

そのため、「諸費用は何とか貯金でまかなえるが、頭金までは用意できない。」

と言う人が出てきます。

 

 

本来、万が一に備えて貯金にゆとりを残してローンを組むのが一番です。

 しかし、探していた物件が見つかったり、頭金や貯金にゆとりがない状態であっても

どうしてもこのタイミングで購入を決めたいという方もいらっしゃいます。

 

 

 

そういった人向けにあるのが、

物件購入時のすべての費用を住宅ローンで支払うフルローンです。

 

フルローンは100%住宅ローンでまかなえるため、

現金の持ち出しが少ないのが人気ですが、一歩間違うと大変危険です。

 

 

借入額が物件価格の90%を超える場合、

通常の金利よりも高くなる場合がほとんどです。

しかも元利均等返済であればローンの返済当初は、

返済額のほとんどが金利の返済分となり、残債が減らないことになります。

 

 

 

実際に、任意売却のご相談に来られる方の中にも、

「フルローンで購入したマイホームを売却しようと思ったが、

 残債が思ったほど減っておらず、買った時よりも値下がりしてオーバーローンになっている。」

と言われる方も少なくありません。

 

 

「3000万円の住宅ローンを30年ローンで組み、

10年間返済したから残高は2000万円まで減っているだろう。」

などと思っていても、

実際には15%ほどしか返済できていないという事もあるのです。

 

 

 

頭金を用意しなくても不動産を買えるとなると、

ものすごく気軽に買えてしまいそうな印象を持ちますが、

結局月々の返済負担が増えたり、どこかに重圧がかかってきます。

全てが好条件で・・・というようには簡単にはいかないものです。




ただし、収支の見通しを整理し事前に返済計画を立て、

上手に返済をしていかれている人もたくさんいらっしゃいます。


こんなはずじゃなかった・・・となる前に、しっかり計画を立てましょう。

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