裁判所から執行官が来た方へ
現況調査後のご相談でも間に合います。

2013年03月08日

裁判所から「競売開始決定通知」の書類が届いたら、次は「現況調査について」のご案内が届きます。

これは、競売手続きが進行している証拠で、ご自宅の土地や建物の形状であったり、使用状況等を調査するために必ず行われるものです。

基本的には、事前に書類が届き、日程について記載されていますので、立ち会う必要があります。
しかし、連絡せずに当日不在であったり、訪問に応じなかった場合は、専門業者が同行して鍵を開けて中に入ることもあります。

執行官による現況調査

鍵を開けて勝手に入るなど、信じられないように思う話ですが・・・これは民事執行法の定める手続きであり、決して違法行為ではありません。ですから、日程変更を希望の際は、必ず事前のご連絡をお勧めします。

また、調査といってもどんなことをするの?という事も、大きな疑問ですよね。
裁判所の執行官と一緒に、不動産鑑定士が同行して専門的な調査を行います。その際、ご相談者様が一番ストレスに感じられるのがご自宅の写真撮影。皆さんそうおっしゃいます。
台所や洗面所、お風呂場、子供部屋に至るまで、全ての部屋の写真を撮影していきます。

 

お客様の中には、
執行官が自宅に訪れる直前に、壁に飾った子供の絵を外したり、お子さんの物には毛布をかぶせたりと、少しでも写真に残らないようにしたという方もいらっしゃいました。

それだけ、自宅に知らない人が調査という名目で訪問する事は、お気持ち的に大きなストレスになるということが分かります。

 

更に、ここで重要なことは、2つあります。

(1つ目)残された期間があまりないという事。
(2つ目)ただし、今からでも可能性はあるという事。

要するに・・・
裁判所から執行官が来ても、すぐにご相談いただければ競売取下げ期間の解決に間に合う可能性はあるという事です。
現況調査が来たからといってあきらめず、ご相談だけでもしてみてください。

いずれにしても、執行官が来るのは競売への流れの中の一つですから、落ち込みすぎる必要はありません。
それよりも、これから先の事を考え、あなたにとってより良い方法を見つけましょう。

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