競売になるしかないの?
ご自身で選ぶ、という選択肢があります。

2013年08月01日

本日ご相談にご来社されたNさんご夫婦は、
約1年前に旦那様のお勤め先の会社の経営不振により、お給料が半減されたそうです。

しかし、お給料が減ったからと言って、
住宅ローンの返済額も減らしてもらえるわけではありません。

当然、それを機に収入減を機に生活状況が一変しました。

知人の方が数年前に競売になってしまった事を思い出し、
そうならないためにと家族会議もされました。

そしてなにより住宅ローン返済を最優先に考え、
まだお子さんが小さい事もあって専業主婦をされていた奥様は
お仕事をすぐに探され、週に4日パート勤めを開始。

夫婦の協力あって、
なんとか半年間は返済を続けてこられたそうです。

 

しかし、お子さんの急病でお休みせざるを得ない日が増え、
次第に奥様ご本人も体調を崩されてしまうように・・・。

「うちも競売になるしかないのでしょうか?」
と、ご相談の電話をいただき、当協会へいらっしゃいました。

 

 

聞けば、奥様はもともとお身体が丈夫でなかったとのこと。

それでもご家族のことを想い、頑張ってこられたのです。

ご相談いただく方の中には、そのように無理がたたり、
体調を崩されてしまう方も少なくはありません。

 

「家族のことを想っての選択だったのに、
 結果的に家族に心配かけてしまって・・・・」

とおっしゃる奥様。

お気持ちは本当によくわかりますが、
今は何よりお身体のことを一番に考えて、
お家の事は一緒に解決していきましょう。とお伝えしました。

ご相談ルームに来られても始めは何も口にされなかった旦那様。
奥様が一通りこれまでの経緯をお話し下さったあとに、

「自分自身が本当にいっぱいいっぱいだった。
 だから妻にもちゃんと感謝の気持ちなど伝えることもなく、
 ただただ必死で仕事をしてきました。
 今思えば、もう少し早く向き合う時間を作るべきだった・・・」

と、目に涙を浮かべながら、ゆっくりお話し下さいました。

 

これまでがんばってこられたお二人のために、
無理のない生活をスタートできる方法をご提案しました。

もちろんマイホームは大きなお買い物ですから、
思い入れもそれだけ大きいことでしょう。
けれど、ご家族が想い合い、一緒に過ごせる時間を持つことも
とても大切な事だと感じます。

 

競売を避ける方法の1つに、住み続ける選択肢もありますから、
ご自宅を残せる可能性はゼロではありません。

しかし、たとえ手放す選択になったとしても、
その中でベストな選択をご自身で選択されることで、
競売に比べて大きなメリットがあるのではないでしょうか。

 

「なんとか競売を避けたい」

方法はあります。

ご家族のため、ご自身のために、
ご自身で選択する方法を選んでみませんか?

 

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