2014年04月07日

住宅ローンの返済が滞った方が

「住宅ローンが支払えるあてがないので、

どうせ家を手放さないといけないんだから、競売でも任意売却でもいいよ!」

と言われることがあります。でも、実際には違うんです。

 

 

競売になったら、どんなメリットがあるのでしょう?

競売は裁判所によって行われるものなので、お住まいの方が売却手続きをする必要がありません。

強制的なものですので、自動的に手続きは進みます。落札者の方が入金し、所有者変更の手続きを

すれば、いよいよ引越しをする必要があります。

 

 

でも、引越しとなると、初期費用もそれなりにかかります・・・。

引越し業者の費用ももちろんですし、賃貸へ移る場合には仲介手数料や最初に家賃もおさめなければなりません。

 

そして、競売になっても、借金がすべてなくなる訳ではないことも忘れてはいけません。

自己破産の手続きをとることも選択肢です。しかし、この場合も弁護士や司法書士の手数料が

かかってきます。

 

そして、税金滞納分については、競売であろうと自己破産をしようとも消失しません。

 

競売の場合、精神的な部分でも、経済的な部分でも、大きな負担になるのではないでしょうか。

 

 

任意売却の場合、どういった点が良いのかというと、

「ご自身が今後どういった生活を送りたいのか」ということを踏まえた計画を

立てられることが一番大きな部分ではないでしょうか。

 

先にもお伝えしたように、

引越し費用もかかりますので、その分を捻出するのか、

それとも投資家の協力を得て「住み続ける」方法をとるのか、

ご親族の協力を得て買い戻しをするのか・・・

 

 

希望の優先順位を立てて、「これが難しいから、この方法をとってみよう」

ということも可能です。

 

 

残った債務についてどうするのか、税金の支払いについての計画も

経験を積んでいる専門相談員がアドバイスしています。

 

 

競売になろうとも、任意売却をしようとも、これからも生活は続いていきます。

そのための計画を立てられることが任意売却の大きなメリットではないでしょうか。

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