任意売却の相談をする前に決めておきたい3つのこと
全日本任意売却支援協会では、
年間1500件を超える相談を受けます。
誰にとっても初めてのことと言える任意売却の経験。
電話やメールで相談を受けますが、初めてのことですから、
緊張からか話しがまとまらない方が、少なからずいらっしゃいます。
任意売却を成功させるためのひとつとして、
相談をする前に決めておいた方が良いことが3つあると考えます。
① 家族の希望
住宅ローンが支払えなくなると、債権者は競売の申立てを行います。
競売になると、強制的に自宅の退去を命じられます。
その際に、住み続けたいのか、引越し代が欲しいのか、
とにかく高く売りたいのか、など家族で希望を話し合っておくことが、
任意売却をスムーズに成功させるために必要なことです。
② 身内からの援助の有無
これは、身内の援助を得られるのかの確認です。
2種類あります。ひとつは、滞納している住宅ローンの支払いのために
援助して頂けるかどうか?もうひとつは、住み続けるために
一旦、買い取ってくれるかどうか?の援助です。
競売になると全てを失います。
そうならないために、協力をお願いできるところには
恥を忍んで事前に協力を要請することも必要なことなのです。
③ 万が一、競売になってしまった場合のこと
考えたくないかもしれませんが、
やはり最悪のことも想定しておいたほうがいいでしょう。
任意売却の成功の鍵を握っているのは債権者である銀行です。
こちらの希望とは裏腹に任意売却の
応諾がしてもらえないこともあります。
万一、債権者が応諾してくれない等で、
競売になってしまったとしても、やはり
大切なことは、これからの生活です。
競売になってしまうことが人生の終わりではありません。
そこから再建された方も多くいます。
競売になったとしても、前を向いて歩んでいくためにも、
最悪のことを考えておくのも必要なことのひとつです。
以上が任意売却の相談の前に決めておきたい3つのことになります。
もちろん全てを決めて、
電話をしないといけないわけではありません。
よりスムーズに任意売却を成功させるための
知恵としてお考え頂ければ幸いです。