同時になし得る?!空家解消と任意売却後の住居確保

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こんにちは。全日本任意売却支援協会の安田です。

 

今回はリバースモーゲージと空家問題、

そして任意売却について述べてみたいと思います。

 

リバースモーゲージとは、自宅を担保にした年金制度の一種。

 

自宅を所有しているが現在、収入が少ないという高齢者世帯が、

住居の所有権を手放すことなく収入(資金)を

確保する手段のことをいいます。

 

高齢者が保有する住宅資産の有効活用を促進する上で、

有効な手段として注目されつつあります。

 

このリバースモーゲージと空家問題、そして子育て世帯の住居確保を

一挙に解決する方法を政府が提言しているのです。

 

今年の5月に政府が発表した中古住宅市場活性化に

向けた提言の中に盛り込まれています。

 

具体的には次の通りです。

 

高齢者世帯が保有している不動産(空家)を担保に

リバースモーゲージで資金を調達します。

 

その不動産をJTI(一般社団法人 移住・住み替え支援機構)と

長期借家契約を締結します。

※JTIは大学教授などが理事で大企業や金融機関が協賛している団体です。

 

JTIは高齢者などの住宅を長期に借り上げし、

JTIから受け取る家賃によりリバースモーゲージで

借りた資金を返済します。

 

JTIはその借り上げた住宅を子育て世帯に転貸するのです。

 

私ども、全日本任意売却支援協会は

任意売却を専門に扱う協会です。

 

競売の申立てをされても、住み続ける提案(セール&リースバック)や

引越し代の捻出等で、住宅ローン返済困難者のご支援をしています。

 

住み続ける方の場合は、住居の確保に困ることはないのですが、

引越し代を手にされた方の次の住居に頭を悩ませることがあるのです。

 

一般の賃貸マンションや公団など、家余りの時代と言われる昨今では、

どこであっても住むところに困ることはありません。

 

しかし、小学校や中学校に通うお子さんがいる

子育て世帯では賃貸マンションや公団では

思うような広さが確保できないのが現状です。

 

そこで、今回のような高齢者が所有している一般的な

戸建て住宅を活用させて頂けると、子育て世帯にとって

充分な広さを確保できると思うのです。

 

もちろん希望の場所、間取り等、ピッタリと当てはまることは

難しいかもしれませんが、任意売却が成立し自宅を手放した後も、

快適に暮らして頂ける環境づくりができればと思うのです。

 

空家問題と子育て世帯の快適な暮らし・・・

政府には更に一歩踏み込んだ政策を推し進めて頂きたく願います。

 

終わり