弁護士は正義の味方?
日本弁護士連合会の発表によりますと、2014年における
全国の弁護士の懲戒処分件数が101件もあり、
統計を取り始めた昭和25年以降、最多だったらしいです。
(2015年度は97件でした)
弁護士が懲戒処分を受けるのは、弁護士の業務や
品行を不服とする依頼者らがその弁護士の所属弁護士会に請求し、
各弁護士会が調査し決定する流れになっています。
処分の中でもっとも重い除名が6名、退会命令が3件。
除名の事例のほとんどは、依頼主からの預かり金の着服。
なんと1億5千万円も着服した弁護士もいたそうです。
近年、弁護士による預かり金の着服が続出し、
業務上横領で逮捕者が出ることもあるようです。
テレビの影響で、弁護士の先生に対する高感度は、
かなり高いと考えます。
法の番人で、正義の味方。
法の裏技を使ってウルトラCの技を
持っていると考える人も少なくありません。
当、一般社団法人 全日本任意売却支援協会へ住宅ローンの
相談に来られる方の10~20%ほどの方が弁護士へも相談に行かれています。
残念ながら多くの人は、弁護士の対応に
「ガッカリした」という感想を口にされます。
この理由として、弁護士に対する期待の大きさと、
弁護士の対応の悪さの両方があると私は感じています。
数年前に裁判官を目指している人と出会ったことがあります。
この方がいっていましたが、本当の正義の味方は検察官だと・・・
資格試験に合格するのも超難関で、その割に給与も安いと言われていました。
それでも、検察官になりたいという人は、
正義感が強い人が多いとおっしゃっていました。
もちろん弁護士の先生の中にも、立派な方がいます。
私自身は弁護士に批判的と言われることがありますが、
決してそんなことはありません。
ただ、「もう少し話しを聞いてあげてよ」と感じることは、
しばしばあるのは事実です。
弁護士の先生が法律のプロであることは否定しません。
ただ、あくまでもビジネスで行われていることなので、
裏技を使ったり、ウルトラCの必殺技を持っていることはありませんので、
くれぐれもご慎重になさって下さい。
住宅ローンの問題を弁護士に相談しようと思っている方は
こちらも参考にしてみてください。