もうひとつのKKD

KKD

経験度胸

それぞれの頭文字をとってKKDと呼ばれます。

 

大抵の場合、悪い経営手法のひとつとして、

KKDは用いられ、勘と経験と度胸だけで経営していると、

いつかは失敗するといわれます。

 

もちろん、何が起こるかわからない

先が見えないのが未来。

先が見えないわけですから最終的には

「エイヤー」で意思決定する必要がありますから、

勘と経験と度胸の全てを否定するつもりはありません。

 

ただ、勘と経験と度胸よりももっと大切な

KKDがあるとおもうのです。

 

それは何か・・・

K(教育)K(経験)D(出会い)です。

 

 

まずK、教育

教育と言ってもそれほど大層なことではありません。

財務を知ることです。

 

私の元へ資金繰りの相談にいらっしゃる方の多くは、

決算書の見方、数字の読み方を知らない人がいます。

決算書は社長の通信簿と言われる資料なのに、

それを見ずして経営するとは、ビックリです。

 

いずれにしても経営者にとして最低限、

知っておかなければならないことが財務なのです。

 

 

次のK、経験です。

これは、勘と経験と度胸の経験とは異なり、

新しいことに挑戦し経験するということです。

昨日と同じことをするのは、ラクです。

やり方を知っているし、考える必要ありませんから

精神的に負担も掛かりません。

 

 

しかし、間違いなくマーケットは変化し続けています。

会社を新しいステージへ導くためにも、

マーケットに合わせて我が社を進化させなければならないのです。

その為に、新しいことに挑戦し経験することが

大切なのは言うまでもありません。

 

 

そして、最後の

D、出会い。

これは、自分よりも優れた人と出会うことを意味します。

 

 

業績の良い会社には必ず優れた経営者がいます。

経営者が最も学べるのは、優れた経営者からです。

また優れた経営者は大抵の場合、人格も立派ですから、

「教えて下さい」といけば快く教えてくださいます。

 

 

優れた経営者と一緒にいるだけで、自分の至らなさを知り、

もっと頑張らないとダメと痛感させてくれます。

 

 

そんなわけで、教育と経験と出会いも大切だと考えているわけです。

 

「あなたは、どう思われますか?」