基準地価発表!任意売却への影響は?
こんにちは。全日本任意売却支援協会
任意売却コンサルタントの安田裕次です。
シルバーウィークを前に全日本任意売却支援協会へは、
住宅ローン滞納、任意売却、競売回避の相談が増えています。
さて、9月16日に東京都の基準地価が発表されました。
東京都内の調査地点は1268箇所。
このうち、なんと1053箇所の地価が上昇。
横ばいが116、下落はわずか65箇所でした。
上昇率が高かったのは、港区青山5丁目で
表参道の交差点近くのブランドショップが立ち並ぶところ。
ちなみに地価の最高値は、毎年お決まりの
中央区銀座2丁目の明治屋銀座ビル前。
1平米メートルあたり2640万円で16.8%上昇。
坪換算すると1坪8000万円!想像を絶しますね。
一方の住宅地においても、上昇気流は止まらないようですね。
特に新築分譲マンションは、即日完売が続いているようです。
新宿御苑前の992戸のマンションも即日完売。
ちなみに、このマンションの坪単価が330万円。
992戸もあって330万円の単価が即日完売とは、人気の高さが伺えると
当時に実需(実際に住む)ニーズよりも、投資的な意味合いでの
購入者がそれ相当数いるのではないかと想像できます。
一方、目黒駅前の最高価格が4億円を越す超高級マンション。
こちらは第一期販売分の495戸が即日完売とのことです。
諸外国の一等地と比較しても東京の不動産は割安と
言われているようなので、まだまだ海外マネーが入ってくるのでしょうか。
私たち任意売却に携わるものとして、
気になるのはやはり中古の不動産価格の動向。
中古マンションは(70平方メートル換算)
前年同月比12.7%もの上昇。
価格にして4267万円。23区内においては、
4764万円で13ヶ月連続して上昇。
70平方メートルの中古マンションの平均価格が
4764万円とは・・・
つい大阪と比較してしまいますが、4764万円なら
大阪市内でも新築一戸建ての家が買えますね。
いずれにしても、上昇傾向にある東京の不動産。
それでもまだリーマンショック前の水準には達していません。
リーマンショック前と比べると、あと15%は伸びる余地があるといえます。
市民の手が届かないほど地価があがるのはどうかと思う反面、
景気が良くなるということは地価が上がるということだし・・・
などと考えながら、今回の基準地価の発表を見ました。
不動産が高値で取引されることは、任意売却市況にも
プラスに働くことはまちがいありません。
全日本任意売却支援協会としても、これからも地価の動向に
関心を寄せ任意売却の成功に尽力して参りたいと思います。
終わり
◇全日本任意売却支援協会では、シルバーウィーク中の
住宅ローン滞納、任意売却の相談は電話のみで承っております。