中古不動産流通で任意売却も活性化する?!

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日本の中古不動産の流通は欧米と

比較して少ないと問題視されています。

 

欧米では流通、取引がある不動産の60%以上が中古とされています。

しかし、日本の場合は34.9%と欧米に比較すると低水準です。

(不動産流通経営協会発表)

 

政府も新築から中古への働きかけを行い

様々な提言をしています。

 

日本で中古が欧米のように流通しない理由は、

大きく分けると2つあると思います。

 

1.新築を購入したいという国民性。

 

2.中古不動産購入に際しての情報量不足

 

1は仕方ないとしても、問題なのは2の

中古不動産を購入する際の情報量不足です。

 

中古不動産の流通の一翼を担うのが、

前回のブログでもお伝えしたレインズ(指定流通機構)

 

レインズとは、不動産業者同士がインターネットを使って

物件情報を登録、共有するサイトのこと。

 

このレインズが正しく機能し、物件情報をどの不動産業者への

情報共有されれば、自ずと中古不動産流通の

スピードが早まると見ています。

 

しかしながら、これまた前回のブログでお伝えしたように、

囲い込みが横行?し情報の共有の大きな壁になっています。

 

ちなみに、ある大手不動産業者の担当者によると

レインズでの情報を元に取引されている件数は、

「全体の3分の1か4分の1程度」と見ているようです。

※住宅新報より

 

我が国おいて中古不動産を流通させ欧米並みに流通させるには、

レインズが大きな役割を担っているのは言うまでもありません。

 

レインズが活性化し、情報量が更に増えることで

任意売却の取引も活発になると思います。

 

私たち全日本任意売却支援協会も相談者から不動産をお預かりすれば、

随時、レインズへ登録し任意売却成立に向けて活動しています。

 

相談者にとって最悪な事態はやはり競売です。

それを回避するために、任意売却を成立させるために

今日もレインズを活用しつつ頑張ります。

 

 

終わり