住み続けるために一番、困難なこととは?
任意売却の相談を受けている中、
相談者(所有者)の一番の希望はなんと言っても住み続けたいというもの。
投資家に買ってもらって、家賃を払ってでも住み続けたいと希望されます。
ただし、住み続けることが出来るのは、実際にはそう容易いものではありません。
もっとも困難な問題があります。
それは、その“投資家が現れるかどうか”ということです。
住み続けるためには、次の順番で進める必要があります。
1.債権者である銀行等の抵当権の抹消。
2.抹消金額が出れば投資家を募ります。
3.買取り価格から月額家賃を算定します。
4.債権者、投資家、そして相談者(所有者)の応諾、了承。
この中でも、やはり2の投資家からご支援、
ご協力がもっとも困難なのであります。
ただし、私ども一般社団法人 全日本任意売却支援協会では、
個人、法人合わせて約300以上もの投資家からの登録を受けております。
たぶん、これは日本でも最大級だと自負しています。
投資家が多いということは、それだけ協力者がいるということなので
住み続けられる可能性が高くなることを意味するのです。
また、以前投資家に向けて書籍を発行し、任意売却での
住み続けの啓蒙活動に務めています。
自分の実家が競売になった経験から、なんとか競売だけは避けたい、
出来ることなら住み続けたい、そしてまた買い戻したい・・・
という方々の切実なる思いは、自分のことのように理解できます。
だからこそ、そんな希望を叶えるために今日も投資家との折衝は続くのです。