不動産業界の仲介手数料に思うこと・・・
こんにちは。全日本任意売却支援協会、
任意売却コンサルタントの安田 裕次です。
私は22歳のときに、不動産の仕事に携わるようになりました。
早いもので、この不動産の仕事をするようになって
四半世紀、25年が過ぎようとしています。
この不動産業界で、仕事をさせていただき
常々、感謝していることがあります。
それは、“仲介手数料が法律で定められている”ことです。
「手数料の自由化」というのは、どの業界でも当たり前の事実です。
不動産業界においても、
手数料をディスカウントする風潮にあるのは事実です。
それでも、他の業界から比べると、
様々な面で保護されていると感じます。
街で見かける不動産屋さん。
「営業しているのかな?」と思うような店構えの
不動産会社を見たことありませんか?
それでも、しっかりと営業しているんですよね。
「よくこれで商売が成り立っているな」と
正直、思うことがあります。
これも、仲介手数料が法律で定められている恩恵だと
私は勝手に考えたりしています。
仲介手数料は、『物件価格の3%+6万円』
「6万円って事務手数料ですか?」などと言われたりします。
この6万円とは、物件価格によって手数料が異なるため、
その計算を簡素化したものです。
物件価格が、「200万円以下なら5%。」
「200万円を超え400万円以下なら4%。」
「400万円を超える金額は3%。」
という取り決めがあるのです。
不動産で400万円以下というのは、少ないですから、
一律3%+6万円と表記されるとお考え下さい。
要するに、200万円×(5%-3%)=4万円(a)
200~400万円の200万円×(5%-4%)=2万円(b)
(a)+(b)=6万円となるのです。
※ちょっと複雑ですね。
多くの人にとって、不動産を買うのは一生で、
一番高い価格の買い物と言っても過言ではないでしょう。
その一生で一番高い価格の買い物の3%+6万円を
仲介手数料で頂いていいなんて、本当にありがたいと思います。
また、任意売却の場合は債権者(銀行等)が必要経費として、
債権者が回収する資金から差し引いてくれるのです。
よって直接、任意売却の相談者の方から頂くことはありません。
自宅を売却しても“持ち出しがない”というのも、
任意売却の大きなメリットのひとつです。
今日も続く、任意売却の相談・・・・・
“頂ける仲介手数料に見合う仕事”、
いや・・・それ以上の仕事が出来るように務めたく思います。
終わり