任意売却!住宅ローン、頭金と繰り上げ返済

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こんにちは。全日本任意売却支援協会、

任意売却コンサルタントの安田裕次です。

 

私ども全日本任意売却支援協会には、様々な形で

住宅ローンの支払いができなくなった方からの相談が

毎日、たくさん寄せられます。

 

収入が減って住宅ローンの支払いができなくなったという

ケースがほとんどですが、家計のやりくりをうまく考えていれば、

住宅ローンを滞納することは無かったのではないか・・・

 

と思われるケースも多々あります。

 

お金に関する雑誌や新聞紙面で、

「住宅ローンの賢い借り方、返し方」などの

特集が組まれていることがあります。

 

私も任意売却コンサルタントとして、

このような記事を読むようにしていますが、

そこに書かれていることの大半は、“ごもっとも”なことばかりです。

 

その代表が、「頭金をたくさん用意して家を買いなさい」とか

「繰り上げ返済は積極的に行いなさい」などでしょう。

 

確かに・・・

 

私ども全日本任意売却支援協会に相談に来られる

住宅ローンを滞納され、任意売却を余儀なくされる方の多くは、

頭金の少ない人と言えます。

 

そもそも、貯金をする習慣がない、貯金ができるほど

家計に余裕がないわけですから、住宅ローンを滞納して

しまうのも当然といえば当然です。

 

もちろん、頭金を入れられる余裕があるなら

入れることに越したことはありません。

 

繰り上げ返済をして、その分の金利の負担が軽減されると

効果を感じることでしょう。

 

しかし・・・・・

 

そのお金を支払ったばかりに、収入が途絶えたときに

差押、競売となってしまった方もいるのです。

 

『期限の利益』という言葉をご存知でしょうか?

 

期限の利益とは、返済期限が定められていることにより、

債務者(返済する人)が受ける利益をいいます。

 

例えば、借入金の返済期限が設定されている場合、

債務者は期限が到来するまでは返済する義務もなければ、

返済を求められることもないということです。

 

当たり前といえば、当たり前ですが、

この「期限の利益」を放棄する行為こそが、繰上げ返済なのです。

 

まだ返さなくてもいいのに、返してしまって、貯金が底を着き

住宅ローンの返済ができなくなって、競売になった人がいるのです。

 

退職金で住宅ローンの一部を繰り上げ返済された方がいました。

その後、すぐに再就職先が決まらず競売になってしまったのです。

 

もし、繰上げ返済をせず、期限の利益を放棄していなかったら、

退職金を切り崩して毎月の住宅ローンを返済しつつ、

ゆっくりと再就職先を探していれば、競売にはならなかったでしょう。

 

頭金に関しても、頭金を要れずに住宅ローンを多く借りて、

その頭金を運用するのも、ひとつの手です。

 

今、話題のクラウドファンディングなどは6ヶ月で、

利息が年5%を超えるような商品もあります。

 

超低金利時代の今だからこそ、

使える資産運用の方法ではないでしょうか。

 

 

いずれにしても、私たち全日本任意売却支援協会の

任意売却コンサルタントの使命は“競売を避けること”

 

住宅ローンの返済に困られたら、お早めにご相談下さい。

 

 

終わり