任意売却して残った借金について
こんにちは。全日本任意売却支援協会、
任意売却コンサルタントの安田裕次です。
任意売却の相談者の方から寄せられる相談で、
もっとも多いもののひとつが、「任意売却が
成立して残った債務(住宅ローン)について」があります。
(社)全日本任意売却支援協会 代表理事ブログ
住宅ローン・任意売却のこと一覧
こんにちは。全日本任意売却支援協会、
任意売却コンサルタントの安田裕次です。
任意売却の相談者の方から寄せられる相談で、
もっとも多いもののひとつが、「任意売却が
成立して残った債務(住宅ローン)について」があります。
これまで何千件もの相談を受け付けてきましたが、
特に印象に残っている案件がいくつかあります。
私の場合、子どもが絡んだお話をよく聞いた相談者ほど、
印象に強く残っているようです。
金原さん(仮名:当時45歳)は、建築関係の仕事をされていました。
朝日新聞が運営するコトバンクというデジタル辞書機能があります。
その辞書で、任意売却を検索すると次のような表記がなされています。
任意売却とは・・・
『住宅ローンや借入金などの返済が困難になった場合、債権者は担保権(抵当権等)
の実行により債権を回収することになるが、競売による不動産の売却では現金化
までに時間がかかるうえ、市場価格より安くなるケースもある。そこで、不動産会社の
仲介により“債権者、債務者の調整を行い”市場で担保不動産を売却すること。』
・貧すれば鈍する
・金の切れ目は縁の切れ目
・愛想尽かしは金から起きる。
・夫婦ケンカも無いから起こる
お金と男女の関係を説いたことわざは、
いくつもありますが、どれも言い得て妙で納得させられます。
相続や離婚の際に起こるお金のことでトラブル。
そこには、ふたつの“かんじょう”が湧き上がります。
“感情”と“勘定”です。
言うまでもありませんが、
感情は心の部分。勘定はお金の部分です。
住宅ローンの返済に困られた方からの相談が後を絶ちません。
私たち(社)全日本任意売却支援協会では競売を避けるため、
タイムリミットまで諦めずに、出来る限りのことは取り組みます。
ただ、どうしても任意売却が成立せず、競売になってしまうことがあります。
住宅ローンや任意売却などで相談にこられる方で、
浪費やギャンブルにお金に使ってしまったという人は、
実はほとんどいません。
「一所懸命に働いていたが会社が倒産してしまった」
「子どもの教育費がかさんで、住宅ローンの支払いができなくなった」
「会社を経営していたが、不況の影響で仕事がなくなってしまった」
「離婚して収入が減り、支払いができなくなった」
「親が病気をして、その介護で仕事ができなくなった」
年間1500件を超える住宅ローンに関する相談を受けますが、
様々なケースがあるのはいうまでもありません。
(今では考えられないことですが)
数年前の話に、犯罪に加担するようなことがあったのでご紹介します。
養子縁組が安易に行えることから詐欺が横行したことがあります。
苗字が異なる人と養子縁組をすると苗字が変わります。
この仕組みを悪用して、住宅ローンや消費者金融で借入するのです。