任意売却と中古マンションの売却価格について
今回は中古マンションの販売価格の
下落についてお伝えします。
住宅ローンの低金利を背景に、新築物件と共に
中古物件も順調に売却され価格が上昇していました。
しかし、東京都心や大阪の中古マンションの価格が、
下落していると報道されていました。
報道によりますと、ここへきて東京23区の
中古マンションの売り出し価格が5317万円と
先月と比較して0.2%下がったとのこと。
ちなみに、大阪エリアでも平均の売却価格が
0.8%下落しており、2861万円となりました。
東京と大阪の平均価格が、倍近く違うことも驚きですが、
両地域とも下落していることが問題なのです。
中古住宅の売却価格は、任意売却の成否に
つながる重要なポイントのひとつです。
私たちは、ご相談者からご自宅の任意売却の依頼を受け、
競売の前に一般市場にて売りに出し、
より高い価格での成約を目指します。
高く売りたい売主である相談者・・・
住宅ローンの返済を多く受けたい債権者である銀行・・・
中古住宅の価格が上がることにより、
ご相談者(所有者)も、債権者(銀行等)も
競売よりもメリットを享受できるのが任意売却。
任意売却の市場もその恩恵を受けたこともあり、
私ども全日本任意売却支援協会が、ご相談者から
お預かりした不動産も順調に売却ができてきました。
住宅の価格が下がることは、住宅を購入される方にとっては、
メリットが大きいですが、任意売却だけを考えると、
すこし複雑な心境にもなります。
報道にあるグラフでは、2015年1月から
上がり続けていることが書かれていました。
「そろそろ下がるよ」と不動産業界内でも噂されていますが、
今回の下落の報道は、その前触れを表すものになるのでしょうか・・・
任意売却の市場にも影響を及ぼす中古マンション価格の推移、
これからもしっかりとウォッチしていきたいと思います。