離婚よくあるケースとセール&リースバック

152

こんにちは。

任意売却のコンサルタント、安田裕次です。

 

政府は“デフレ脱却”と旗を振りますが、

住宅ローンの滞納、任意売却に関する相談が後を絶たず、

実感できないのが現状であります。

 

先日も次のような相談がありました。

 

奥様(元妻)から電話で相談がありました。

 

離婚して夫が出て行き、自宅には奥様とお子さん(二人)が

住み、住宅ローンは元夫が支払いを続けるという約束でした。

 

ところが、元夫が住宅ローンを滞納し、

裁判所から競売を開始する通知が届いたというのです。

 

ちなみに、上記のような相談は、

離婚に関するケースでもっとも多い例です。

 

奥様の希望は、二人のお子さんの学校や世間体を考えると

引越しすることは出来ない、住み続けたいというものでした。

 

「住み続けいたい・・・」

この希望も、もっとも多い例です。

 

 

その後、全日本任意売却支援協会の

東京オフィスにお越し頂き、詳細なお話しをお聞きしました。

 

結論から言うと、「セール&リースバック」という手法を用いて、

任意売却が成立し、競売を避けることが出来ました。

 

セール&リースバックとは、自宅を一旦売却し、

家賃を払って住み続けることです。

 

毎月の賃料は、奥様と実家のご両親の援助を受けて支払い、

近い将来、「買戻したい」とおっしゃっていました。

 

元夫が住宅ローンを払わなくなったというのは、

本当によくあるケースです。

 

元夫も「離婚したから関係ない」という訳でないでしょうが、

自宅に残された元妻やお子さんにとっては、

精神的な負担は想像を超えるものがあります。

 

ちなみに元夫の方は、

「失業して、再就職先が決まらず収入が途絶えてしまった」

「元妻や子供には申し訳ないと思っている」と、

おっしゃっていました。

 

 

景気が回復すれば、全てがうまくいくというわけではありませんが、

もう少し、景気回復が実感できるようになればと願います。

 

 

任意売却、セール&リースバックの成立に向けて、

ご協力いただきました投資家の方、債権者の方には

この場を借りてお礼申し上げます。

 

 

 

終わり