なぜ競売では安く、任意売却では高くなるのか?
こんにちは。任意売却コンサルタントの安田です。
今回は、なぜ競売になると安く売られてしまい、
任意売却は高くなるのかをご説明したいと思います。
住宅ローンの支払いを滞納すると債権者(銀行等)は
ある一定期間(3~6ヶ月)後、その不動産へ付与されている
抵当権を実行し、差押さえ、そして競売の申立てを行います。
債権者が競売の申立てをしてから、
おおよそ6ヶ月から10ヶ月以内には競売が実行され、
落札者が所有権を獲得することになります。
この落札者ですが、どんな人なのでしょうか?
ちなみに、言うまでもありませんが競売で
売られている不動産を買いたいと思っても、
室内を見ることは出来ません。
裁判所で公告されている情報のみで、入札するかしないかの
意思決定をしなければならないのです。
では、室内を見ることが出来ない競売で、
一体どんな人が落札するのか?
やはり、その道のプロが落札するのです。
競売を専門に扱っている不動産業者です。
“室内を見ることができない”
“どんな人が占有しているかわからない”のが競売です。
このように、限られた情報のみで、購入の意思決定を
しなければならないので、一般の方は競売に参加しにくいですよね。
では、なぜ競売を専門に扱っている不動産業者は、
どんどん競売に参加できるのか?
答えは簡単です。
リスクを考慮して価格を決定できるからです。
室内を見ることができない、
どんな人が占有しているかわからない。
このようなことは全て入札する側(購入者)にとってはリスクです。
しかし、その道のプロである競売で落札する不動産業者は、
そのあたりのリスクを考慮して、
価格を調整し競売の入札をすることができるのです。
もちろん、全てが筋書き通りには行かず、想定外のことが起こり、
大失敗をして損害を蒙ることがあると、競売専門の
不動産業者から聞いたことがあります。
それでも、10件入札して8件で利益が出たら充分に
目標は達成できるとも言っていました。
ここまでの説明でわかるとおり、競売で相談者のご自宅等が
安く売られてしまうのは、売却に際しての情報が少ないことにあるのです。
その点、私ども全日本任意売却支援協会が扱う
任意売却は違います。
通常の売却と同様に、室内を見ることが出来、
どんな人が住んでいるかがわかりますから、
購入者も安心して任意売却の取引に応じてくださるのです。
競売よりも高く売れる任意売却。
高く売れることで住宅ローンの残債務が
減るので相談者にとってもメリットがあります。
また、債権者にとっても住宅ローンの返済が多くなされるので、
メリットがあることが理解できます。
そんなメリットが大きい任意売却・・・
それを成立させることが、私たち全日本任意売却支援協会の使命!
全日本任意売却支援協会は、これからも一件でも多く
任意売却を成立させるために尽力したく思います。
終わり