人の話を聞くコツ
新しく入社したスタッフの社内勉強会が、
昨日から始まりました。
学ぶべきことは、コーチングに始まり、
心理学I、心理学II、リーダーシップ理論、組織論、動機付け理論、
などなど、実に20週間に及びます。
耳学問だけではありません。
その間、実地訓練も2つあります。
その名も“アタック25”と“チャレンジ50”
全てのカリキュラムを終える頃には、
コミュニケーションスキル、カウンセリングスキル、
コンサルティングスキルが格段に上達しています。
ただし、かなりハードであり、かつ先輩スタッフの
協力なしではなしえませんから時間を
コントロールする力も求められます。
すべてを終えるまで本当に大変なので、
修了試験では、ほとんどのスタッフが涙するほどです。
今日の1回目はコーチング。
コーチングは、傾聴のスキル、質問のスキル、承認のスキルの
3つのスキルを学びます。
今日は傾聴。
「人の話を聞くのは得意です」
という人は意外と多くいます。
しかし、実際には聞いているようで聞いていないのが人の話。
人の話しを聞くコツを簡単に言うなら、分けることです。
何を分けるか?
人が話すことは、3つしかありません。
1 出来事
2 感情
3 計画
これだけです。
例を挙げますね。
1 今日は雨です。 (出来事)
2 だから気分が憂鬱です。 (感情)
3 明日は晴れるといいな。 (計画)
すごく簡単ですが、人の話というのは
こんな感じに集約されています。
だから、話を聞きながら「今は出来事の話をしているな」
「これは感情だな」「計画の話に進んだな」と言う具合に、
話を聞きながら自分の頭の中で整理するのです。
そうすることで、相手の話がスッと頭に入ってきます。
私たちは、時としてカウンセラーとしての活躍を求められます。
その為の第一歩は、やはりシッカリと確実に聴くことです。
ちなみに、この聴くという文字は“耳と目と心”から成り立っています。
耳だけでなく目も、そして心も相手に傾けることこそが、
傾聴になるのです。
これから、ハードな20週間が始まります。
彼らの成長する姿が目に浮かび、私自身も気合が入ります。