どうなる任意売却?不動産業界再編!
こんにちは。全日本任意売却支援協会、
任意売却のコンサルタント、安田裕次です。
任意売却を扱う私たちが属する不動産業界・・・・・
仲介手数料を主な収入源としている業界としては、
数少ない業界ではないでしょうか。
証券会社をはじめ、いわゆる手数料商売と言われる業界は、
自由化という名のもと、業界再編が行われてきました。
また、インターネットの普及においても、
様々な業界で再編を余儀なくされています。
しかしながら、不動産業界においては手数料、
インターネットの普及があっても、業界全体に
大きな変化は見られませんでした。
そのせいでしょうか、三井、住友、そして東急と
不動産業界ベスト3のマーケットシェアは変わらず、
他を圧倒しています。
そんな中、ベンチャー企業から
不動産業界への参入が相次いでいます。
転職支援サイトで上場を果たしたリブセンスは、
ビックデータを元に、不動産価格を独自に査定する
仕組みを持ってマンションの仲介に参入。
買い手から受け取る仲介手数料をサービス内容に
応じて設定するといいます。
ソニー不動産は、検索サイトのヤフーと提携し、
売主と買主を結びつける個人向けの不動産売買の
プラットホームを立ち上げました。
東京都中央区の“ハウスマート”は、同社のサイト上で
物件の斡旋ができるようにし、業務効率を図ることで
売り手の仲介料を無料、買い手からは1.5%に設定。
東京都千代田区の、“マンションマーケット”は、
売り手の仲介手数料を一律、49万8000円に設定。
任意売却を扱う私たちにとっては、物件の流通性が増すことで
任意売却が成功する確率が高くなる可能性があると見ています。
昨今、不動産業界は大手不動産会社の物件の囲い込みなど、
大きな問題となっており、抜本的な改革が
求められている時期に差し掛かっているのかもしれません。
ベンチャー企業が、あの手、この手の新サービスを
武器に大手の不動産業界に立ち向かおうとしています。
旧態依然、変わらぬ不動産業界に風穴があけられるか、
任意売却の成功の確率が向上するかなど期待しつつ、
見守りたいと思っています。
終わり