離婚と裁判と任意売却
離婚に関する争いを裁判で解決することを
「家事事件」と言います。
夫婦ふたりでは解決できない問題を
家庭裁判所が間に入って、問題の解決に当たるというもの。
この件数が今、大幅に増加しているといいます。
2015年に約23,000件と10年間で、
2倍以上になったといいます。
また、子供との面会を求める調停などは、
10年前の5000件から昨年は14000件に
増えたと言います。
一方、離婚の件数は2000年の30万件を最高に、
下がり続け2015年は、226,000件と3割ほど減っています。
離婚はこの15年間、減り続けているのに
裁判で争う件数は増え続けているのです。
その要因として、(私の個人的な意見ですが)
次の3つのことを挙げてみます。
ひとつ目。
“離婚は恥”という文化から、
婚姻の3組に1組が離婚すると言われるほど、
離婚が身近になったこと。
ふたつ目。
テレビなどで弁護士をよく見るようになり、
弁護士に相談に行く垣根が低くなったこと。
三つ目。
インターネットの復旧で、解決する術を見つけやすくなり、
行動を起こしやすくなったこと。
・・・・・
これまでは、養育費や面会など泣き寝入りする
ケースも多くあったと聞きます。
泣き寝入りを避け、かつ裁判件数を
減らそうとしている自治体もあるようです。
兵庫県明石市は、離婚届を出す人に対して、
養育費の支払い、面会の内容などを記入する
合意書などを配布していると言います。
どこまで効果があるか分かりませんが、
少しでも争いごとが減ることを願いたいですね。
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離婚が良いのか悪いのかは、私にはわかりません。
ただ、全日本任意売却支援協会に来られる相談者の中で、
自宅を売却して、離婚して、幸せに暮らしている方を
たくさん見てきました。
夫と妻で、夫妻(ふさい)といいます。
借金のことは、債務と言い、借金を背負うことを
負債(ふさい)と言います。
どちらの“ふさい”も良い方向へ導けたら・・・と切に願います。