住宅ローン破綻は悪いことではない?

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こんにちは。任意売却のコンサルタント、安田裕次です。

 

全日本任意売却支援協会には、毎日大勢の方から

住宅ローンの支払いについてご相談があります。

 

お金の問題ですから、誰もが切実で必死です。

 

「家なんて買わなければ良かった」

 

「住宅ローンなんて、借りなければ良かった」

 

と、半ば自暴自棄になっておっしゃる方もいます。

 

私は問います。

 

「家を買った時はどうでしたか?」

 

「家を買った時、奥様やお子様はどのような様子でしたか?」

 

すると、さっきまでの表情とは異なり、

良かったときのことを思い出して話をしてくれます。

 

更に問います。

 

「仮に家を買ってなかったら、今よりもっと幸せになれましたか?」

 

「仮に住宅ローンを組んでなかったら、今よりお金が残りましたか?」

 

大抵の場合、答えは「ノー」です。

 

賃貸マンションに暮らしても、それ相当のお金が必要です。

 

今の経済状況が苦しいこと全ての原因が、

家を買ったこと、住宅ローンを組んだことにあるわけではないのです。

 

それよりも、家を買ったときの奥様の喜んだ顔、

嬉しそうにはしゃぐ子供たちの笑顔、

それらは、家を買ったから得られたものなのです。

 

また、戸建て住宅や分譲マンションは

賃貸マンションにはないグレードの高さがあります。

 

設備、備品などのグレードが異なり、

住み心地があきらかに異なるのです。

 

 

私は住宅ローンの支払いができなくても、

なにも問題はないと思います。

 

住宅ローンの支払いができなくなって、

売却を選択された方でも、今は幸せに暮らしている方が多くいます。

 

また、住宅ローンの場合、支払いができなくても、

万一、競売になってしまっても、対処する方法はいくらでもあります。

 

現に私の父も競売になって1430万円もの借金を背負いましたが、

今でも元気に幸せに暮らしています。

 

極端な話しですが、

どこかの国の大統領は4回も破産しています。

(今では年収170億円とも言われています)

 

 

住宅ローンの支払いができなくなったことが、

問題ではないのです。

 

それによる絶望感から“幸せになることを諦める”

ことの方が問題だと私は思います。

 

だから、私は励ましたいのです。

 

「これまで一生懸命に払ってこられたのです。」

「払わないと払えないは違います。」

「住宅ローンが払えなくても大丈夫。」

 

 

どこかの国の大統領のような精神力とまでは言わないまでも、

幸せになる権利までも自分で手放さないで欲しいと私は願います。