リースバックとカードローン
こんにちは。
任意売却のコンサルタント、安田裕次です。
リースバックに関するご相談が、日に日に増えてきており、
多くの方々がリースバックに対して、
注目されていることを実感しています。
自宅を売却して生活資金を確保し、
そのまま自宅に住み続けるリースバック。
しかしリースバックが、
住み続けながらお金の調達が出来るといっても、
経済的になんら問題なければ、リースバックを利用する必要はありません。
リースバックを利用される方のほとんどは、
自宅はあるけど、お金がない・・・
自宅に住み続けたまま、この自宅を活用して
お金を調達できないかと思う方々です。
また、その方々の多くは生活苦から、
銀行のカードローンなどの借入れがあり、
「もうお金を借りることができない」から
リースバックに関する問い合わせをされます。
その銀行のカードローンが社会問題化しつつあります。
銀行のカードローンは、貸金業の規制に掛からず、
総量規制(年収の3分の1以下の融資にとどめること)の
対象外であり、収入の少ない方にも多額の融資をすることができます。
銀行のカードローンのCMでは、「最短30分で審査」
「収入証明不要」などとうたい、借入れ希望者を募っています。
銀行のカードローンについて、
日本経済新聞の記事に次のようなことが書かれていました。
融資残高が増えると共に、昨年の自己破産件数が
前年比1.2%増の64,600万件で13年ぶりに増加に転じた。
また、銀行のカードローンの融資残高が、
2017年3月時点で約5兆6000億円と
5年で1.6倍に膨れ上がったとあります。
借入れをして一時的に生活の建て直しを試みても、
根本的な解決にならないことが多くあります。
そればかりか、借入れをしたことで
更に大きな負担を強いられることもあります。
自己破産をすれば、財産と呼ばれるものの保有は禁じられ、
当然、自宅は売却しなければなりません。
誰にも知られずに売却して、
そして誰にも知られずに住み続けることができるリースバック・・・
最悪の事態になる前に、資金調達のひとつの手段として、
リースバックを選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか?