『住宅ローンの遅延損害金』について

こんにちは、全日本任意売却支援協会の藤本です。

秋に入ったとはいえ、まだまだ残暑が残って日が強く、

秋の感覚が得られにくいのがこの9月ではないでしょうか…。

 

今日は、当協会に来られたお客様と面談をした際によくお話する

『住宅ローンの遅延損害金』についてお話をします。

まず“遅延損害金”とは、住宅ローンの返済が滞ってしまった際に発生する損害金

のことです。通常、債権者(銀行)が返済に遅れた債務者(所有者)に対して

損害を被ったとして請求してきます。これは、債務者が債権者に対して支払わな

ければならないものです。住宅ローンの返済を決まった返済日を守らないと延滞

となり、『債務不履行』という扱いになり損害賠償を負うことになります。

 

遅延損害金は、住宅ローンの利息とは全く別のものであり、

返済期日前に発生しているものが「利息」

・返済期日を過ぎているものが「遅延損害金」

となっております。ちなみに、住宅ローンの遅延損害金の利率は年率で

約15%です。この数字は、利息制限法によって定められており、消費者

(利用者)を保護するために借金の利息や遅延損害金の利率一定限度に

制限されています。

 

また遅延損害金の算出方法は、元金に対してかかってきます。

 『ローン残高 × 遅延損害金利率 ÷ 365 日× 延滞日数』

で算出されますので、

例えば、2019年9月9日時点でローン残高が3,000万円あり、

2019年7月1日から滞納しているとすると

 3,000万円×15%÷365日×71日分≒876,000円

一日当たり≒1.24万円損害金が発生しています。

の遅延損害金が発生することになります。

 

 

ただ、気を付けてもらいたいのが、金融機関によって異なりますが、

3~6か月滞納してしまうと期限の利益の喪失』になり、債権者は

債務者に対して住宅ローンの残債(および遅延損害金含む)を一括で

請求してきます。この状況に陥ってしまい、残債を一括で支払うこと

が出来ない場合、銀行が有している権利(抵当権)を実行して、強制

的に売却(競売)してしまいます。

 

基本的にこの遅延損害金については、任意売却ないし競売になって

しまった場合であっても、売却後に残ったローンもですが遅延損害金

についても支払う義務が生じてきます。

※弁護士に債務整理(任意整理)の交渉を依頼することによって、

遅延損害金の減額や免除を債権者が検討してくれることはあります。

※遅延損害金が免除・減額になるかどうかは債権者次第です。

 

『競売の申立』が始まってしまった時点で、任意売却できる時間が

かなり限られており、せっかくのチャンスを失ってしまうことに

なります。今回は、遅延損害金について触れましたが、住宅ローン

含めて返済が難しくなってしまった時点で、一度今後について

ご相談下さい。