別れた夫が住宅ローンを支払わない

みなさんこんにちは。全日本任意売却支援協会の武井です。

空気を湿らす雨が降り始め、気温が高くなってきた近頃、徐々に春の訪れを感じますね。春といえば毎年多くの人々を困らせている花粉症ですが、対処療法よりも、シーズン前にお薬をもらって炎症を予防すると効果的だそうです。何事も、起こる前に対策することが大切ですね。

さて今回は、当協会にご相談に来られる女性の方にとくに多い、離婚後の住宅ローンについてのお話です。

練馬区の原田さん(女性・仮名)は、10年前、相手方の不倫を原因として協議離婚しました。その際、慰謝料と当時小学5年生だった息子さんの養育費の代わりに、月12万円の住宅ローンを支払ってもらうことを元夫の大木さん(仮名)と約束し、念書で取り交わしました。

しかし4か月前、自宅に突然住宅ローンの督促状が届きました。原田さんは、急いで大木さんに連絡し、事情を尋ねましたが、たまたま口座にお金を入れ忘れたとのこと。きちんと支払ってほしいと念を押しましたが、その次の月も、さらに次の月も督促状が届きます。ついには、代位弁済通知が届き、残債を一括弁済しないと法的措置を取ると書いてありました。驚いた原田さんが再度大木さんへ連絡すると、住んでいない住宅のローンをこれ以上支払いたくないと居直られてしまいました。女手一つで息子さんを育てるため、離婚後、派遣社員としてお仕事に復帰した原田さんですが、生活は豊かとはいえません。相手に支払う気がないうえ、自分が代わりに一括弁済できるはずもなく、途方に暮れて当協会に連絡してくださいました。

同じ女性としてとても悲しくなるご相談ですが、残念ながらこういったケースは非常に多くあります。念書は、実はそれだけでは法的効力はありません。このケースも、大木さんに支払い義務を負わせるためには、裁判を起こす必要があります。

しかし、判決を待っている間にも競売は近づいていきます。原田さんとの面談のあと、すぐに大木さんに連絡を取り、話し合いを重ねました。幸運にも、原田さんのご自宅は売却すれば残債よりも相場の方が高く、債務がなくなるということで大木さんも売却に応じてくれました。結果としてはリースバックという形になり、月8万円の家賃で住み続けることになりました。

離婚後に住宅ローンの件でトラブルがあった場合には、一度当協会にお電話ください。

相手方とのやり取りも、代わってお話いたします。