出産前後のリースバック(後編)

こんにちは。全日本任意売却支援協会の浜崎です。

さて、今回は前回の続きとして「出産前後のリースバック」の成功事例を紹介します。

>>前回はこちら

 

さて、今回のポイントは4つありました。

1.債権者はマンションの評価を高く見ており、全額返済をしないと競売の取り下げが出来ないこと。

2.石沢さんが高額な自己資金を用意する必要があること

3.家賃設定が石沢さんの支払える範囲に収まること。

4.競売の手続きが早く進んでおり残り時間は1ヵ月しかないこと。

 

また、今回のリースバックを進めるにあたって、実は確認しなければいけないことがありました。

それは、“石沢さんの義兄さんが助けてくれるかどうか”を確認することでした。

自己資金も出してリースバックをし、家賃も支払うという形にせざるを得ないので、資金力のある身内に助けてもらえる可能性があるなら、皆さんそれを希望することが多いのです。

今回も、石沢さんに義兄さんと一緒に来ていただき、実際に援助していただける可能性があるか確認を行いました。

残念ながら、義兄さんの回答は「助けたい気持ちはあるが、何かあった時に身内同士が賃貸借していると、他人同士より、解決に時間がかかる可能性がある」ということで、今回は辞退するとのことでした。

 

そこで、当協会でお付き合いのある多数の投資家さん達に協力を打診すると、1社から連絡があり、リースバックに協力することを検討をしてくれることになりました。

この時点で残り時間はあと2週間を切っていました。

そのため、「投資家が銀行から融資を受けること」と「石沢さんの自己資金の準備」が間に合えば、ギリギリ間に合うかどうかというタイミングです。

 

ここで、石沢さんに一足早く良いことが起こりました。

なんと臨月の奥さんが無事出産を終えることが出来たのです。

あとはリースバックが成功すれば、新しい家族と共に住み慣れた自宅に住み続けることが出来ます。

 

残り1週間を切った時、すべての条件が整いました。

 

その後、競売の開札日の2日前に無事に決済を終え、競売の取り下げを完了することができました。

石沢さんご夫婦は、お二人で決済に出席され、最初は緊張していました。しかし、すべての手続きが完了し、無事に競売の取り下げがなされると、安堵の表情を浮かべ、本当にうれしそうでした。

債権者にも全額返済できたので、借金はもうありません。滞納していた税金もすべて完納しました。

また、家賃も十分に支払っていける金額でまとまり、新しい生活を不安なく進めていく事が出来ます。

 

自己資金を用意するのに親族の協力を得たので、その分を少しずつ返済していくことは必要ですが、皆さんが応援してくれているので、家族3人で頑張れると石沢さん達は張り切っていました。

 

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任意売却とリースバックで住み続ける

リースバックとは「今住んでいる自宅を一度売却して、そのまま借りて住み続ける」こと。 つまり、自宅を売却した後、買主が大家さんとなり、その大家さんに家賃を支払うことで住み続ける方法です。